“死海”と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか？やっぱり最初に思い浮かぶイメージは、ぷかーっと驚くほどに浮かぶあの映像ではないでしょうか？

その秘密は塩分濃度！何と通常の海水の約10倍とも言われており、それゆえに海水の上で読書ができちゃうくらいぷかぷかと浮くんですね。と、それはさておき、今回はそんな驚きのパワーを持つ死海のもたらす美容効果！近年死海の泥を用いた美容アイテムが話題を集めているんですよ。

 

そもそも死海ってなあに？

「死海」って死の海って書きますけども、そもそも死海はとっても塩分濃度の高い湖なんです。

 

通常、私たちの周りにある海水の塩分濃度が約3%であるのに対し、死海の湖水は約30%の濃度でなんと一般的な海の約10倍ものパーセンテージで塩が含まれているんですって！

 

その辺の海で泳いだ際に、誤って海水が口に入った時でさえとても塩辛く感じるのに、それを遥かに超えるような濃度って、にとっても驚きですよね。

 

この死海の1リットルあたりの塩分量は230g～270gと言われていて、湖底では約428gもの塩分量があるそうです。

 

この濃い塩分濃度のため、湖水の比重が大きくなり、浮力が増すので、人が死海に入って沈むことは逆に難しいらしいです。

 

また、前述したように生物の生息には不向きな環境であるため、湧水の発生する1か所を除き、魚類の生息は確認されていません。

 

死海という名前の由来はこのような塩分濃度の高さからきているんですね。

 

塩分だけじゃないのが死海

実は死海の驚くべき点は、塩分濃度だけではないんです。

何がすごいのかというと、死海の泥。死海の泥にはマグネシウムやカルシウムなどといったミネラル分が豊富に含まれています。

その数は何と35種類以上とも言われており、このミネラル分が豊富に含まれている死海の泥はお肌に沢山のメリットを与えてくれるんだといいます。

 

【死海の泥はどうお肌にいいの？】
・ターンオーバーのリズムを整える
・血行促進
・エイジング効果
・毛穴汚れの吸着
・ニキビケア等の肌荒れ
等など

 

実は死海って“エステの聖地”とも呼ばれているんだとか。とにかく沢山の女性たちが世界中から美を求めて死海にやってくるんですって。

 

死海の泥を美容に取り入れるには？

では、実際に死海に行ってみよう！そう思っても簡単にはいけませんよね。

場所はアフリカ大陸。イスラエルとヨルダンの中間に位置していますので、気軽に行ける場所ではないと思います。

では死海の泥のパワーを実感することはできないのかといえば、そうではありません！

そこで登場するのが、死海の泥を使ったスキンケア達。

中でも人気が高いのは“洗顔アイテム”なんです。詳しく見てきましょう。

 

死海の泥を使った洗顔アイテムのメリットは？

死海の泥を用いた洗顔アイテムの最大のメリットは、なんといってもその“吸着・洗浄力”でしょう。

粒子の細かい泥が毛穴の中やお肌のきめにしっかり入り込むことで、皮脂汚れや落としきれなかったメイクの汚れまでしっかりオフしてくれます。

また、オフしてくれるだけではなく、ピタッと密着。からめとって根削ぎ落とす！なんていうと、ちょっとオーバーかもしれませんが、使ったことがある人ならわかるはず。

洗顔後のお肌は透明感にあふれていて、美白ケアアイテムを使ったのかと疑ってしまうほどなんですよ。

お肌のくすみが気になっている方や、ごわつきが気になっているかたにはとってもおすすめ。

 

乾燥ケア対策もできるアイテムを選んで

とはいえ、もしかしたらここまでのお話でお気づきの方もいるかしれませんが、死海の泥はその驚くべき吸着力と洗浄力ゆえに、乾燥肌の方にはちょっと不安点も残ります。

“必要な皮脂まで落としてしまうのでは？”という疑問が浮かんできた方もいるかもしれませんね。

ですが、その点では安心してもよさそう。というのも、そういったデメリットの側面をどのメーカーもしっかりフォローした成分配合をしているからなんです。

メーカーによっては、ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンといった名だたる美容・保湿成分を同時に配合。

毛穴ケアと保湿ケアが同時にできちゃう！なんて売りにしていることもあるんです。毛穴だけではなく、プラスアルファのお肌悩みも解決で着ることがベストですよね。

 

まとめ

いかがでしたか？ちなみに個人的におすすめしたいのは、死海の泥の洗顔料、ではなく“泥パック”。

週に１度から２度前後の使用でも、泥の働きを十二分に実感できますし、スペシャルなイベントの前に使用すれば翌日のメイクノリもアップすること間違いなし^^

最近では死海の泥を使ったエステサロンも人気を博しているようですので、ご自身のライフスタイルに合わせてぜひ死海美容を取り入れてみてはいかがでしょうか。