ダイエット食品が体に与える効果と腹持ちのよい食品
食べたら太る。でも、お腹が空いてツライ・・・
そんな時、ついつい手が出てしまうダイエット食品。
ダイエット食品は、カロリーが抑えられていたり、食物繊維が豊富で、食べた後に満足感を得られるのが特徴です。
ダイエットをしている時は食事量を減らす必要がありますので、たくさん食べなくても満腹になる食べ物は重宝します。
食事量が減ることで、脂肪の摂取も少なくなるのでダイエット効果が期待できるようになります。
一食当たりのカロリー摂取量や、含まれている栄養素の内訳がある程度わかることで、ダイエットがやりやすくなります。
食事制限によるダイエットに取り組む時には、目標体重に到達するまで食事量をどう変えていくかをはっきりさせましょう。
複数のダイエット食品を併用することで、一つだけでは十分な効果が出なかった分も含めて、ダイエットに役立てることができるでしょう。
また、心理的な利点としては、食品を食べてダイエットに励んでいるという前向きな自覚が得られる事も効果の一つです。
ただし、ダイエット食品を使っているという免罪符を得て、食べたいものを食べていては、ダイエットでは逆効果です。
ダイエット食品の利用方法を勘違いして、あまりにも油断してしまっては、ダイエット効果どころか逆効果になります。
カロリー制限をしながら、お腹がすいて辛いという感じ方をしないで済ませるには、腹持ちがよく、カロリー量の少ないものを選んで食べたほうがよいです。
では、腹持ちがよくてカロリー量の少ない食べ物にはどんなものがあるでしょうか?
それにはまず、空腹のしくみについて、簡単に知っておかなくてはなりませんね。
空腹のしくみとは?
満腹と空腹は、血液中のブドウ糖と遊離脂肪酸の濃度で決まります。
遊離脂肪酸とは、脂肪の分解によって生じる脂肪酸のことを指し、生体内でエステル(酸とアルコールとから、水を分離し縮合して生成する化合物の総称)などになっていない脂肪酸のことです。遊離脂肪酸は、血漿アルブミンという物質と結合し、肝臓に運ばれてエネルギー源となります。飢餓状態や糖尿病では濃度が上昇します。
また、満腹を感じる満腹中枢と、空腹を感じる摂食中枢は間脳の視床下部にあります。
食事で体内にエネルギーが補給されると血糖値が上昇し、血液中のブドウ糖の濃度が上がりますが、この情報はすぐに満腹中枢に伝えられます。
この情報を受けて、中枢からは「エネルギーの供給は十分ですよー」という情報が体にフィードバックされ、私たちは満腹感を覚えることになるのです。
血糖値の上昇は食事を始めてから20~30分くらいかかるので、この間に必要以上に食べてしまうと、満腹中枢から満腹感の信号が出される前に多量のエネルギーを摂ることになってしまいます。早食いの人が太りやすいのはこの為です。
ダイエットをしている人はなるべくゆっくり食べることによって、満腹中枢からの満腹信号を待ちましょう。
逆に、日常生活において色々な運動をすることによって体内のエネルギーが消費されると血糖値が低下し、体に蓄えていた脂肪を分解してエネルギーを作り出そうとします。この脂肪を分解するときにできるのが遊離脂肪酸です。
この遊離脂肪酸が血液中に増えてくると、この情報が摂食中枢に送られ空腹感となって、「エネルギーちょうだい!」と伝えてくるのです。
腹持ちのいい食べ物
前述した空腹のしくみを理解した上で、腹持ちのいい食べ物を挙げてみたいと思います。
バナナ
バナナに含まれているフラクトオリゴ糖という果糖は、砂糖のような精製された糖分よりも粒子が粗く、血液に取り込まれる速度が遅いので、血中の糖分濃度が緩やかに上昇していく利点があります。
このことから、エネルギーとして使うことに時間がかかる為、脳の空腹信号を極端に作用させることがないので腹持ちが良く感じます。
ナッツ類
せっかくダイエット食品を使っているのに、お腹がすいたからと食べる量を増やしては、カロリー制限の意味はありません。ダイエットのモチベーションを維持するには、ダイエット食品をどのように使うことで、自分の目的が達成できるものなのかイメージしてから取り組むことです。
<参考>http://www.health.ne.jp/library/3000/w3000111.html
LEAVE A REPLY