貧血を予防することができると言われているヘム鉄のサプリ。

 

しかし、飲むことで副作用を感じてしまう使用者もいるので、摂取するためにはいくつか知っておかないといけないことがあるようです。

 

今回は、そんなヘム鉄のサプリ摂取で発生する副作用はあるのか、またある場合は症状や原因はどんなものがあるのか詳しく解説していきます。

 

ヘム鉄とは？

 

そもそもヘム鉄とは何かというと、赤血球の中にあるヘモグロビンを構成している成分の一つで、酵素を体の隅々まで運ぶ役割を担っています。肉や魚といった動物性食品に多く含まれているのが特徴です。

 

しかし、近年では日本人の多くがミネラルの一種である鉄分が不足していて、貧血気味に陥っていると言われています。

 

そのため、サプリでヘム鉄を補うのは効率よく吸収して、貧血を起こさないためにもおすすめの方法といえるでしょう。

 

 

サプリのヘム鉄を摂取することによる副作用

 

ヘム鉄は摂取しても、比較的副作用の少ない鉄分と言われています。

 

しかし、場合によっては副作用が発生してしまう可能性があるので、サプリで摂取する場合は十分に注意する必要があるでしょう。

 

主に発生する副作用としては、「下痢」や「便秘」といった症状です。また吐き気や嘔吐を感じる方もいるので、症状が出た場合にはサプリの摂取を控えるようにしてください。

 

また副作用の症状が出ても摂取していると、肝硬変や糖尿病の原因になることもあるので、油断しないようにしましょう。

 

 

サプリのヘム鉄で発生する副作用の原因

 

基本的に副作用が発生しないと言われているサプリのヘム鉄ですが、どのような状況の場合に副作用の原因となることが考えられるのでしょう。

 

具体的な原因を紹介していくので、参考にしてみてください。

 

 

1.1日の鉄分摂取量を超えている

 

何事にも1日の摂取量は決まっていて、ヘム鉄も例外ではありません。

 

1日の摂取量を超えて、過剰に摂取してしまった場合は吸収されなかった鉄分が胃壁や腸壁を荒らしてしまうことがあります。

 

その荒れから副作用が発生することがあるようです。

 

具体的にどれくらい飲んでいいのかは、ヘム鉄のサプリに用量用法について記載はあるかと思いますが、鉄分の1日の摂取量の目安は成人男性が「50g」で成人女性が「40g」となっています。

 

 

これ以上飲むと過剰摂取になるので注意しましょう。

 

 

2.個人の適正量を超えた摂取

 

鉄分の摂取目安はありますが、誰もが基準通りに対応しているとは限りません。

 

中には適正量よりも摂取できない可能もあります。

 

そのため、個人の適正量を超えた摂取を行った場合でも、ヘム鉄のサプリを飲んで副作用が出てしまうこともあるでしょう。

 

 

個人の適正量は本人の体質によるものが大きいので、その場合はサプリの摂取を控えるようにしてください。

 

 

特に胃腸系が弱い方には、副作用の症状が出やすいかもしれません。

 

 

ヘム鉄のサプリで副作用が出ない対策

 

ヘム鉄のサプリを飲む上で、副作用が出てしまっては、健康を意識している意味がなくなってしまいます。

 

そのために副作用が出ないための対策を講じておくことが重要です。

 

どんな対策が必要か解説していきましょう。

 

まず1日の鉄分摂取量は超えないように慎重に摂取することが重要です。

 

例えば昨日飲み忘れたから2日分飲むというのは、適正量を超える可能性が高いのでやめておきましょう。

 

 

また自分の適正量を見誤らないためにも、サプリを1粒飲んだ後は様子を見るようにしてください。

 

そうすることで、副作用の発生を抑止することができるでしょう。

 

 

まとめ

 

貧血を予防するためのヘム鉄のサプリですが、使い方を間違えてしまうと副作用の症状が出てしまうこともあるので、慎重に取り扱っていきましょう。

 

 

適切な使い方を行っていれば、基本的に副作用は出ませんが、万が一副作用の症状が出た場合は医師に相談するようにしてください。